
シュークリームは、フランス語で「キャベツのクリーム」を意味する「シュー・ア・ラ・クレーム」が起源。しかし今日、世界30カ国以上でそれぞれの文化に合わせた独自の進化を遂げています。
16世紀、カトリーヌ・ド・メディシスがフィレンツェからフランスに持ち込んだとされるシュー生地。パリの名店「ラデュレ」や「ピエール・エルメ」では、伝統的なシュー・ア・ラ・クレームが今も愛され続けています。フランスのシューは皮が薄く、カスタードクリームの濃度が高いのが特徴。
日本に伝わったシュークリームは、独自の進化を遂げました。皮はサクサクとした食感を重視し、クリームは軽くてふわふわ。コンビニエンスストアでの販売が普及したことで、世界でも類を見ない「シュークリーム大国」となりました。ビアードパパ、ザ・シュークリームなど、専門店も多数存在します。
アメリカでは「クリームパフ」と呼ばれ、ウィスコンシン州立博覧会の名物として知られています。アメリカンサイズの大きなシューに、たっぷりのホイップクリームを詰めたスタイルが主流。チョコレートソースをかけた「エクレア」も人気です。
近年、韓国では「ソフトシュー」ブームが到来。外側はふわふわで柔らかく、内側にはたっぷりのクリームが入ったスタイルが若者に人気です。SNSでの映え効果も高く、カフェスイーツとして定着しています。