
シュークリームの歴史は500年以上。フランス王室の宮廷菓子として生まれ、革命を経て市民の食べ物となり、日本に渡って独自の進化を遂げ、コンビニに並ぶまでの壮大な旅。
1533年、フィレンツェのメディチ家からフランス王アンリ2世に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスが、イタリアの宮廷料理人をフランスに連れてきたとされています。その料理人たちが作った「パナード」と呼ばれる生地が、シュー生地の原型とされています。
18世紀、フランスの偉大なパティシエ、アントナン・カレームがシュー生地を現在の形に完成させました。卵を加えることで生地が膨らむことを発見し、「シュー・ア・ラ・クレーム」という名前が定着しました。フランス革命後、宮廷菓子は市民の食べ物へと変化していきます。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランス菓子は世界中に広まりました。日本には明治時代に西洋菓子として伝わり、昭和時代に入ると「シュークリーム」という名前で定着。1970年代のコンビニエンスストアの普及とともに、日本独自のシュークリーム文化が花開きます。
21世紀に入り、シュークリームはSNSの普及とともに再びブームを迎えています。インスタグラム映えする断面写真、専門店の増加、コンビニの品質向上など、シュークリームは今も進化し続けています。
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Q1. シュー生地の原型がフランスに伝わったのはいつ頃?